にゃんこの選び方

保健所からにゃんこを迎える

2020-08-20

保健所猫

保健所にいるにゃんこたち

保健所に収容されている猫ちゃんは、みんな飼い主から捨てられたり、病気やケガで保護された猫ちゃんです。
そして、収容期間を過ぎても飼い主が見つからないと、その一生を終えることになってしまいます

しかし近年、そうした猫ちゃんに新しい家族を見つけてあげようという動きが増えてきています。
失われる命を少しでも減らそうと自治体が猫ちゃんの譲渡に力を入れ始めています。さらに、地元で活動する保護猫団体との連携も強化されてきています。
その多くは、保健所とは別に動物ふれあいセンター愛護センターを設けていて、
譲渡には一定の条件があるところがほとんどです。
譲渡費用は無料のことが多く、猫ちゃんを迎え入れる初期費用を抑えることができるメリットがあります。

 

猫ちゃんを引き取る条件

保健所やセンターから猫ちゃんを引き取るために必要な条件は、
基本的に一生涯猫ちゃんの面倒を見られることです。
これは保護猫団体から引き取るときと同じです。

相手が自治体ですので、地域在住であることが前提というところがほとんどです。
未成年者や高齢者への譲渡はできないことも多いです。
譲渡の条件としては、そのほかに下記の8つです。

・生涯飼育
・完全室内飼育
・ペット可住宅又は持ち家に居住
・避妊・去勢手術をすること
・ワクチンを接種させること
・家族の了承
・所有者の明示(首輪やマイクロチップなど飼い主がわかるものを付けること)
・『飼養引受人』の署名

『飼養引受人』とは、万が一、猫ちゃんを飼えなくなったとき、代わりに猫ちゃんの面倒を見る人のことです。
譲渡しようとしている人の兄弟や家族がなることが多いです。

それからもうひとつ、行政から譲渡する場合に特徴的なのが『譲渡前講習会』。
これを受講しないと、猫ちゃんを引き取ることができないことになっています。譲渡前講習会は約1時間前後の講習を1回受ければいいので、何回も講習会へ足を運ぶ必要はありません。猫ちゃんを初めて飼うかたは受講しておいた方がいいぐらいの内容です。猫ちゃんを飼うこととその心構えについての基礎を学ぶことができます。

 

譲渡前講習会とは?

譲渡前講習会の内容は、自治体によってさまざまです。
基本は「関連法令」「飼い主の責任」「病気の知識」などです。
その中でも、講習会で一番伝えたいことは完全室内飼育
保健所に収容される猫ちゃんは逃げだしてしまった子も多く、
おうちに帰れるのは2~3割だそうです。
なので「うちの子は大丈夫」と思わず、開いているドアだけでなく、網戸やベランダなどからの脱走も視野に入れて、万が一に備えてほしいとのことです。

 

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